留学中に単位を落としたら?落とした場合の問題と対応方法

今回は、アメリカのコミュニケーカレッジや大学で、授業を数科目受講している場合に、難しすぎる授業についていけない、期末テストに失敗などの理由で単位を落としてしまった場合どうなるのか、またその対処法についてご紹介します。

■そもそもF1 Visa(学生ビザ)には最低授業数の条件がある

アメリカ合衆国国土安全保障省*1によるとアメリカで学生ビザを維持するためには以下の条件を満たしていなければなりません。

-F1ビザの条件①クラスに全て出席⇒合格する

F1ビザの目的は学習するためにあるので、受講する全てのクラスに出席し、しっかりと単位を取る必要があります。(もし学校が難しすぎると感じた場合は学校の担当者に相談すること)

-F1ビザの条件②ビザ期間内にプログラムを修了すること

ビザを申請した段階でプログラムに合わせた期間の期限付きでビザが発行されます。期限内にプログラムを修了できそうにない場合は、再発行または新しいビザの発行申請が必要です。

-F1ビザの条件③Full time(全期間)で受講する

パートタイム(夜のクラスや数クラスだけ受講)に対して、F1ビザの学生は全期間で授業を受けなければなりません。

-全期間=春と秋学期には最低12単位

学校にもよりますが基本的に最低12単位(3クラス~5クラス)受講しなければなりません。(大体1クラス3単位)夏講習は授業を取らない学生も多い為、最低単位数の制限はありません。

ただ、卒業前の最後の学期であれば12単位未満でも全く問題ありません。(卒業前の最後の学期であることを担当者に相談しておく必要有)

-基本的に最大18単位まで

前学期の成績がかなり良い結果+担当者の許可がない限り基本的に18単位以上は取得できません。(というか1学期にそんな多くの授業受けたら寝る時間がないくらい勉強しないといけなくなるかと。。)

-F1ビザの条件④学校担当者に無断でクラスを取消・抹消・落第してはいけない

授業を落としそうになった場合でも、学校の担当者に相談なしに勝手に単位を落としたりすることはできません。(したら後で問題になる)

何か分からないことや不安なことがあれば、まずはカウンセラーに相談しましょう。

■単位を落とした場合の問題点

単位を落とした時に考えられる影響や問題点。

-GPAに影響する

単位を落とすと、何よりGPA(Grade Point Average)という各科目の成績の平均値を算出した成績評価値を表していて、GPAが低いと難易度の高い大学に入学できなかったり、企業によっては就職に高いGPAを求めたりしています。

例)数学評価A+英語C+歴史C⇒成績評価GPA=(4.0+2.0+2.0)/3=2.67

もし、単位を落としFと取ると

数学A+英語C+歴史C+化学F⇒成績評価GPA=(4.0+2.0+2.0+0.0)/4=2.0💦

A B C D F
テストの点数 100-90 89-80 79-70 69-60 59-0
GPA 4.0 3.0 2.0 1.0 0.0

※教授によってはGPAの評価システムが厳しかったり優しかったりします。(クラスで2人しかAを与えないや相対評価によりGPA付けなど)

-ビザの維持の条件を満たせなくなる

学生ビザの①を満たせなくなるため、ビザを維持することが危うくなります。(勿論④を怠っていなければ恐らく大丈夫)

-授業料・滞在期間に影響

単位を落とすとDropという形で授業を取り消していない限り授業料の返金はありません。(つまり数万円がパー) 更に、授業の単位取得が必須の科目の場合は次の学期に再受講しなければならない為最悪の場合は滞在を1学期分延長する必要があります。

■単位を落としそうなら、1学期が終わる前にしなければならない対策

それでは単位を落としそうになった時に何をすればよいのか。

-どの手続きをするにしてもまずカウンセラー(担当者)に相談が必要

授業が難しい、ついていけない、分からない、といった場合は単位を落としたり不登校になる前にまず学校の担当者に相談します。これさえ怠っていなければ強制帰国になることはほぼほぼありません。(基本的に学校に担当者がいて、日時予約をするだけで費用も掛かりません)

分からないときはとりあえず担当者に相談です!

-授業の登録を取り消す(Drop)

大学の講義が始まってから最初の2週間はお試し期間として受講でき、もし内容が難しい・求めている内容と違う等の理由があれば、授業をドロップすることができます。

最初の2週間の間に授業をDrop(登録取り消し)すると、GPAに影響がないだけでなくお金も返ってきます。もし、早めに難しいということが分かれば早急に担当者に相談しクラスをドロップしてしまいましょう。

-授業を取り止めにする(Withdraw)

授業の講義が始まって2週間以上経っている場合は、Dropすることができません。その場合は、Withdraw(取り止め)という形になります。

DropとWithdrawの違いは2点。

1.お金が返ってくることはほぼない

Dropと違い、授業を受け始めて経過しており学校のポリシーで返金はない場合がほとんどです。

2.成績評価欄に”W”として記録が残る(GPAには影響しない)

Dropの場合成績表にはそのクラスを受講した記録すら残りませんが、Withdrawの場合は成績表に受講した記録が残ります。ただ、評価欄には”W”と記載されGPAの成績評価には影響を与えません。

-授業単位を落とす(Fail)

DropもWithdrawもできなかった場合、もしくは期末テストで挽回を狙った後、教授から成績評価でFを出された場合。
成績表にF評価が付くだけでなくGPAにも影響してしまうので、難関校に編入したい人は要注意です。また、期末試験までにある程度評価は出ているので単位を落としそうな成績ならなるべく事前に学校の担当者に相談しておきましょう。

DropとWithdrawとFailの違い

項目 担当者に事前相談 期限 成績表への記載 GPAへの影響
Drop 始業2週間 なし なし
Withdraw 期末前ぐらい(大学による) “W” なし
Fail なし “F” 0.0評価(単位分)

■実際に授業を取消/取りやめ/落とした場合

では実際に授業を途中で諦めた場合。

-授業を再受講する

必須科目の場合は、何らかの形で再受講する必要があります。

-他の科目/教授のクラスを受講する

同じ科目でも違う教授のほうが分かりやすい場合や同じ科目でなくてもいい選択科目の場合は、他のクラスや教授で授業を受けてしまった方がいいかと思います。

■最後に

今回は大学で授業が難しく、単位を落としそうになった場合もしくは落としてしまった場合の問題と対処法についてご紹介しました。 大学に留学する際は、何かあったらとりあえず担当のカウンセラーに相談してください。


アメリカランキング
↑良かったら応援クリックお願いします↑

Source https://studyinthestates.dhs.gov/maintaining-status

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください