最近は日本でも流行り始めているルームシェア(シェアハウスとも言いますね)ですが、留学をする場合の滞在方法としてはとてもポピュラーです。
私は留学中4年間のうち4回のルームシェアをしました。中には、追い出されるように夜逃げした家、オーナーさんの都合で仕方なく引っ越した家など様々な経験をしています。
今回は、私の留学中のルームシェアの経験と私の周りで留学していた子たちのルームシェアの話を元に、これから留学や引越しでルームシェア/ハウスシェアを考えている方に知っておいていただきたいルームシェアがうまくいくコツをご紹介致します。
①家賃
留学生や引越しを考えている人がルームシェアをする最大の理由はお金だと思います。やっぱり家賃が他の方法よりもずっと安いです。(ちなみに留学中の滞在方法の種類についてはこちら)
ただし、最初に言われた家賃が安いからと言って即決せず、支払う費用に何が含まれているかを確認することが大切です。特に、アメリカではどこかの仲介業者やマンション経営者がシェアハウスを提供している訳ではないので、家賃などは個人で自由に設定します。
■見学/下見に行く時は以下が含まれているかどうか確認すること
(含まれていないのであればいくらかも確認)
・電気代
・ガス代
・水道代
・インターネット
その他にも、生活面で費用が発生するものがあるのか聞いておく。
例】①月6万円で全て込み(つまり光熱費もネットも込)
②月5万円でネット2500円+光熱費はその月をみんなで折半。
⇒1月の光熱費が20,000円で4人暮らしなら5,000円。2月が16,000円なら4,000円。

②契約内容
オーナーさんによっては契約内容が細かく設定されていることがあります。私の場合は、1人だけ書類3枚くらいに連なった契約書にサインさせるオーナーさんがいました。
アメリカは訴訟大国です。契約書が長いということは何かあれば解決しやすい、と捉えるよりルールが多いのでやたら文句言いの人だと考えるべきです。契約内容がないのも適当すぎて怪しいものですが、最低限の内容は確認しておくといいでしょう。
・最低6ヶ月契約?1ヶ月ですぐでてもいい?
・引っ越すならいつまでに通知?1ヶ月前?( 1 month noticeとか言います)
・家具が壊れたときは誰が修理するの?
⇒誰の責任かにもよりますが共有部は基本オーナー負担で、部屋の中は個人が多いです。
・デポジット(deposit)はいくら?
⇒日本で言う敷金にあたる初期費用のこと。しかし、日本の様に礼金としてそのまま取られるようなものではなく、基本的には全額返却されます。ただ、ほとんどの場合は退去時の修理負担とかに使われ全額いつも返してもらえるわけではありません。
私の場合は、4回中、1回デポジットを丸々取られ、1回はカーペット掃除費だけ取られ、2回は優しいオーナーさん達で全部返してくれました。

③家具や雑貨
シェアハウスによってどの家具が揃っていて、部屋と一緒に何が借りれるかが異なります。机やベッドが予め付属であったり(furnishedといいます)逆に何もないすっきりした部屋だったりです。
正直、留学当初はベッドと勉強机付のシェアハウスを好んで選んでいました。やっぱり買わなくていいっていうのはお金ないときは重要です。でも、furnishedのシェアハウスだけを探していると選択肢が限られてしまい。。結局家具付でもなしでもとりあえず見学して総合でいい条件の所を選んだりしてました。何を重視するのかがポイントだと思います。

④ルームメイトはどんな人か
これ、かなり重要です。
シェアハウスをしたことない人は昔あった某ドラマのような美男美女の同世代が集まる楽しい家を想像したりするかもしれませんが、現実は違います。(家によってはそうですが)
ルームメイトには、60代の男性やシングルマザーとそのお子さんやカップルや…ほんとにいろいろなパターンがあります。
・何歳?男性女性?
・何人暮らしのシェアハウス?
・どういう人たちなのか?
⇒綺麗好き?静かな人?社交的?
オーナーの人だけでなく、できれば見学の際に他の方たちにも会っておくとベストです。自分の私生活に出来るだけ近い生活感の人たちと暮らす方が気を遣わずストレスレスです。
⑤ルール
シェアハウスをする上でルールはつきものです。最小限にしかない場合もあれば予めリストであるような場合もあります。
・キッチンやお風呂などの共有部の掃除や片付け
・冷蔵庫の使い方
・来客時の連絡
・○時以降は音は小さく
など、家によってルールは違うと思います。冷蔵庫は名前書いたりしますが、入れるスペースが決まっていたり、気楽なところだと卵借りたら次の日に買って返すとかも全然OKだったり。(つまり逆も然り、気づいたら作っておいたおにぎりがない事も)
ちなみに私はルールが多いのは苦手だったので、掃除など最小限にしか言わないところが好きでした。
⑥共有のものと個人のものの区別
食料は特にですが、共有部にあるかたといって何でも断りを入れずに使ったり食べたりすると、信頼を失ったり人間関係の悪化に繋がります。
共有していいものなのか、個人のものなのか、ルームシェアをしているからこそ誰の所有物なのかどうかははっきりさせておいた方がいいです。
⑦その他の条件
普通に家を探すのと同じで立地や他の家との比較をできるだけしましょう。
・治安はいいところか
・便利か
⇒近くにスーパーがあるか、学校までのアクセスは近いか
・日当たりがいいか
・水回りは綺麗か
など、普段見る家の条件もしっかりチェックです。
最後に
アメリカでは特にですが、ルームシェアをすると文化の違いや生活における価値観の違いにぶつかることが良くあると思います。
ルームシェアは、人間関係や価値観など他人との関係がとても重要です。
住み始めてからルームメイトとの関係をできるだけ築きましょう。
・共有部屋では会話をする
・一緒に晩御飯を食べる
など、ルームメイトがどういう人か知る努力をします。
そして何よりも、相手を尊敬して気遣うことが大切だと思います。
シェアハウス先を決める前にはルームシェアの条件やルールを事前にしっかりと聞き一緒に暮らす相手について知り、暮らし始めたら関係づくりとルールを守るようにしてください。

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