今回は語学学校選びに悩んでいる方向けに語学学校を決める上で注意しておきたい点をいくつかご紹介します。
初めてだからといってとりあえず選んだ場所が全く成長に繋がらない結果になってしまった、ということも多々あるので是非ポイントを確認して参考にしてみて下さい。
目次-Contents-
1:留学先の国の特徴についてしっかり理解する
やはり一番重要なポイントは留学する国です。日本から英語の勉強で行ける留学先は数か国あります。
いくつか選択肢がありバケーションと組み合わせた観光地での英語勉強も加えると選択肢は多い。
ここでなぜ国が重要かというと、それぞれの国にはアクセントがあるからです。アクセントとは簡単に言えば、関西弁などの方言というイメージです。表現の仕方や話し方が違っていたり異なった単語を使ったりします。
例えば、イギリスではautumnと言いますがアメリカではfallと言います。発音の仕方、使う単語の違いなど国によって異なり、時には同じ英語なのに他の国の人には通じない表現だってあります。
それぞれの国での英語の特徴と違いを簡単にまとめてみました。
・イギリス
イギリス英語の特徴は、単語の一つ一つをはっきりと話す高貴なイメージです。アメリカに比べると日本人が発音しやすいような話し方をします。
アメリカ英語と比較すると礼儀正しさを見せる背筋が伸びたような表現です。(←主観)
・アメリカ
アメリカ英語はハリウッド映画などよく耳にすることがあるかと思いますが、イギリス英語と比べると単語同士をつなげて発音することが多く、波のような流れでスピーキングをするイメージがあります。
ただし、アメリカも広く、地域によって(特に南部)訛りがきついことがあります。
・オーストラリア
オーストラリア英語は、発音に特徴があり”Sunday”を”サンダイ”と発音するように”a”の発音が固有です。
イギリス英語やアメリカ英語を話す人間からすると少し田舎の人間のような発音をする感じです。(ただ、国によるアクセントの違いなのでオーストラリア英語が田舎英語という認識ではありません。)
・カナダ
カナダの英語は、アメリカ英語に非常に近くなめらかな話し方をします。
単語にはイギリス英語も混ざっているので、表現の仕方が少し違います。訛りが強くない分、癖のない聞き取りやすい英語を話します。
・フィリピン
フィリピン英語はアメリカ英語に近いと言われています。
ただ、上記の各国と違う点が、フィリピンの人たちの大半が英語が第一言語ではない、ということです。もちろん、教育の場で英語を公用語として話すので高学歴のフィリピン人はネイティブのように話せます。
しかし、現地の人には母国語のタガログ語しか話せない人もおり、発音がスペイン語に近い部分もあります。(植民地時代があったため)
主な留学先の特徴を私なりにまとめてみましたが、どの国の英語を勉強しても留学先の話し方を覚えるのでその国のアクセントや特徴は話すときに出てきます。英語を話せるようになると、どの人がどの国で英語を勉強したかやどの国出身の英語の話し手か会話をすると分かるようになります。
つまり訛りのある話し方で英語を覚え、留学先の方言で英語を話すようになる、ということです。
私の場合、アメリカに留学したので英語の話し方はアメリカ英語です。日本にいる際に外国人と話しをしていて何度かアメリカの英語だね、と言われたことがあります。
重要なことが、どの国の英語の方が良くて、何が一番良い発音という事はありません。ただ、そういったことを踏まえた上で留学先を選ぶことも重要です。(因みに、TOEIC等の試験でもアメリカやイギリス英語だけでなくオーストラリアなどの英語のリスニング問題があります。)
・母国語が英語かどうかは重要
どの留学先を選ぶかは好みや自分のやりたい事、費用にもよってくるかと思います。ただ、一つだけ注意しておきたい事が、その国の母国語が英語かどうかです。
語学学校の自由時間が多くある授業体型の場合、自由時間に現地の人と話す事でスピーキングやリスニングの実践練習になります。
現地の人同士が英語以外を話していてはリスニング練習にも英語に慣れることもできません。留学中により多く英語を触れる機会を考えると母国語が英語かどうかというのは重要です。
(もちろん、短期集中で留学をするのであれば、学校内で英語を話すような環境になるので現地の言語は関係ありませんが。。)
2:どのくらいの期間留学するか
費用や取れる休暇によっても留学できる期間は変わってくると思いますが、それぞれの期間のメリットを簡単にまとめると以下になります。
短期留学のメリットデメリット
短期留学のメリット
・今までの自分の生活に支障なく留学できる
大学の夏休みや、仕事の休暇で次の仕事を見つけるまで、といったスケジュールが決まっていて短期間しか休みが取れない人には最適なプランです。
・費用が抑えられる
長期留学と比べると期間に比例して費用を抑えることができます。その為、低コストで留学したい、という方に向いています。
・外国の文化と違いを感じられる
期間に関係なく、日本と外国の文化や考え方の違いなどは体験することができます。短期で外国という環境で生活することで新たな発見ができます。
短期留学のデメリット
・英語の上達が中途半端
留学期間が2週間~2ヶ月程度の短期留学では、留学先で英語の成長を感じ始めたタイミングで帰国してしまうことになります。そのため、英語の上達も中途半端になってしまいます。
・選択肢が少ない
短期留学で期間が決まっている場合、留学先や授業の選択肢が少なくなります。自分に合わせた内容のカリキュラムを全て希望通りにこなすことが難しいことが多いです。
長期留学のメリットデメリット
長期留学のメリット
・英語の成長
留学して現地で学べば日本で勉強することに比べその分英語力も飛躍的に成長できます。
・現地の人との交流
長期滞在すればするほど、現地にも知り合いができ国際交流だけでなく文化間の違いや考え方の違いをよりしっかりと理解することができます。
・費用対効果では割安
費用の総額ではかなりかかってしまいますが、英語力やその他の効果を考えると、費用対効果は安めに。
長期留学のデメリット
・費用がかかる
長期で留学するため、授業料も生活費もその分多くかかるうえ、留学中にバイトができないため出費ばかりが長期的にかかります。
・帰国時に浦島太郎になりがち
長期間日本を離れるので、日本に帰国した際に知らない事が多くなりがちです。考え方も変わり、周りを理解するのに時間がかかることも。
期間別の英語の成長については、私個人で感じた内容をまとめてみたので参考までにご覧ください。⇒英語が全く話せないまま留学した私がTOEICで950点以上取れるようになった成長模様
3:自分の語学力を予めしっかり理解しておく
語学学校の授業内容を事前に調べることがなぜ重要なのか。
・リスニング/スピーキング
大半の日本人は、リスニングは出来てもスピーキングができなかったり、リスニングもスピーキングも全然ダメだったりします。
更に、他の外国人留学生に比べても日本人はスピーキングが苦手と考えられているので語学留学ではスピーキングの練習がしっかりできるような英会話のクラスが多いところを選ぶようにするとプラスです。
ただし、人それぞれ英語力は違うので自分がどれくらいリスニング力があるか理解しておくことが需要です。
・文法
日本人は、他の国の留学生に比べると、文法を学ぶ上で難しい面が多いとされています。
その理由は日本語と英語の文法の違いにありますが、他の言語は日本語と比べると英語と同じ文法の並び方であったり単語が似ていたりと理解しやすいことが多いです。
・リーディング
日本人の方は、リスニングやスピーキングに比べると読書、つまりはリーディング力が比較的高めとされています。
但し、リーディング自体は一人でもできるので学びたい場合は読む時間が多い授業ではなく、リーディングの宿題が多かったり、読むコツが学べるクラスを選ぶといいでしょう。
語学留学の学校のクラスによって、授業内容やカリキュラムが変わってきます。可能であれば、授業が内容が選べるところを選ぶようにすると集中して英語のレベルアップに繋げることができると思います。
4:語学学校内の生徒構成
語学学校は選ぶエージェントや探しているサイトによって生徒構成や規模が異なってきます。学校探しの上で、ポイントとなる点をいくつかまとめてみました。
・日本人が少ない学校を選ぶ
日本人が多いところでは、半数近くが日本人だったということもあります。学校内で英語だけ話すのであれば支障はありませんが、日本人が多ければ多いほど日本語を話す機会が増え英語を学ぶチャンスがなくなってしまいます。
可能であれば、留学先を選ぶ前に生徒の構成率をチェックしてください。
・生徒の人種に特徴がないところを選ぶ
上記と同じような内容になりますが、留学先によっては”韓国人が多い”ところや”○○人が多い”ところなど様々になります。人種に偏りがあれば、構内でその言語を話される頻度も高くなります。
できれば、人種に偏りのない学校を探してください。
・大規模~小規模の生徒数
小規模の語学学校の特徴
・英語を話す機会が多い
規模が小さければ自分が発言する機会もその分多くあります。マンツーマンと20人クラスを比較して考えればスピーキング力はマンツーマンの方が圧倒的に素早く成長するはずです。
・一人一人に対する細かいケアがしっかりしている
講師に質問がある場合、生徒数が少なければ対応も速く、しっかり質問に答えてくれます。
大規模の語学学校の特徴
・生徒同士友達になれる
生徒数が多いと他の生徒と話す機会も多く、友達になりやすいです。
・クラスのレベルが細かく分かれている
英語のクラスが細かく分かれていれば、教室内で自分より圧倒的に英語ができる人とクラスが同じになることもないので、自分のレベルに合わせた内容の授業を受けることができます。
5:日本文化に理解のある語学学校
これは、必ずしも”日本人”カウンセラーというわけではなく、日本人、つまりアジア人の悩みに理解がある人がいることということです。
ネイティブの人でも日本語と英語の文法の違いや日本人の考え方を理解している人がいれば、質問した際に英語での説明にはなりますがわかりやすく解説してくれます。
また、日本人が間違えやすいところなども理解しているので、理解のある人がいる方がプラスになるはずです。
6:依頼するエージェントによって異なる
大手とマイナー/小規模エージェントのメリットとデメリット
・大手へ依頼する場合
・安心した信頼できるサポート
大手の特徴は、実績の多さの経験値の高さにあります。留学生をサポートした量が多い為、しっかりしたサポートと自分に合わせたプランを用意してくれるはずです。
・手続きが高い
だいたい手続き(仲介料)に10万円近く取られます。ただし、飛行機の手配や宿泊施設など留学に必要なすべての作業をやってもらえるので任せっきりにできます。
・マイナー小規模~語学学校への直接手続き
・良し悪しが分からない
規模が小さいとどこが良くてどこが悪いのか自分で判断するのは難しいはずです。
その為、学校選びにおいて外れをひく可能性もあります。
・費用を抑えられる
自力で手続きする量が多い代りに費用を抑えることができます。お金を抑えたいのであれば自分で出来ることは出来る限り自力でやることをお勧めします。
7:語学留学をする前にしっかり準備/勉強する
留学を考えている方には、留学してから英語の勉強を頑張ればいいと思っている方もあるかと思いますが、留学前から勉強しておいて損はありません。
留学する前に勉強を始めた方が良いかどうか迷っているのであれば、答えはYESです。
特に、文法や単語の語彙力などは留学前の段階で覚えておいて損はありません。留学後も単語に関してはただただ覚えるだけですから。(ターゲットを2ヶ月で暗記する勉強法)
最後に
今回は、語学留学を検討している方向けに、学校選びの際のポイントをいくつかご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
悩んでいるのであれば、まずは無料相談してみてください。そして相談する場合は、友達1人だけに聞かず色々な友達に話しを聞くのと同様に、2つ以上のエージェントに相談することをお勧めします。

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