日本VSアメリカ:食材の価格と種類の違い編

どうも、アメリカでの節約留学歴4年のUKIです。
今回は、日本とアメリカの食材の価格の違いをまとめてみました。
2018/09/10現在(2019/09/03更新)

■1か月の食費

-日本

「家計調査報告」(総務省統計局)*1によると、単身世帯における2018年の消費支出における食料支出の1か月平均は 40,026円 です。

-アメリカ

アメリカ合衆国農務省(USDA*2)によると、2人世帯の1か月の食料平均は倹約的な$384.5~大まかタイプ$763.9(42,295円~84,029円)です。
平均値が2倍近く離れていますが、全体平均では$$562.7(61,897円)、一人あたり $281.3(30,948円) なので、日本よりも1万円近く低い計算になります。

■食材別の価格の違い

実際食材別に価格がどれくらい異なるのか見てみました。
比較は、日本とアメリカのアマゾンで販売されている食材の価格の中でもランキングが1位のものを選んで比較しました。

アマゾンでは、ネットで生鮮食品が購入できるAmazonフレッシュというサービスがあります。利用できる住所であれば、家にいながらでも野菜や果物を注文できるので是非試してみてください。
また、Amazonフレッシュ以外にもAmazon Nipponストアというページではご当地の特産物も購入して配送することができます。

-主食
  アメリカ 日本 per
小麦粉 258円 350円
パスタ 364円 533円
255円 385円
食パン 486円 376円

$1=¥110, 1oz=0.0283kg, 1lb=0.453kg, 1oz=0.0296lで計算。アメリカの価格はAmazon.com、日本の価格はAmazon.co.jpのAmazonフレッシュのページで人気の高い商品を選択して計算しています。

-パスタ

小麦粉を輸入している日本と比べると、日本が大半の小麦粉を輸入しているアメリカでは小麦粉の値段も小麦粉が原料のパスタの値段も安くなっています。ただ、アマゾンでは安く購入する方法があります。

バリラ No.5 スパゲッティー 5kg [並行輸入品]
出典:http://www.amazon.co.jp/

5kgをまとめ買いすれば、安く購入することができます。私も、留学中は節約するためにパスタをまとめ買いしていました。乾燥パスタなので安心です。

-米

お米が、日本よりアメリカのほうが安いのは不思議、と思う方もいるかと思いますが。当たらずとも遠からず?、アメリカのスーパーで一般的に販売されているのは、日本米ではなく粒か少し細長いタイ米です。

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アメリカのスーパーで日本米を見つけるのは困難に近く、日本食を取り扱っている日系スーパーに買い出しに行く必要があります。(輸入費がプラスされて日本より少し価格は高め)

-パン

パンは、日本のほうが安く柔らかいです。
アメリカのパンは1枚あたりが小さく、固め。一斤あたり約20枚も入っています。

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-肉類
  アメリカ 日本 per
牛肉 1,577円 1,860円
ベーコン 1,616円 1,833円
ハム 1,723円 1,851円
豚ロース 1,466円 1,800円
鶏肉もも 1,338円 1,185円

$1=¥110, 1oz=0.0283kg, 1lb=0.453kg, 1oz=0.0296lで計算。アメリカの価格はAmazon.com、日本の価格はAmazon.co.jpのAmazonフレッシュのページで人気の高い商品を選択して計算しています。

-牛肉

牛肉は、アメリカでも日本でも値段は高め。ただ、日本だと国産牛肉、アメリカ産、オーストラリア産と種類が豊富なうえ、値段もピンキリで幅が広いですよね。個人的な意見ですが、スーパーで見てもアメリカはボリュームで勝負な感じです。

-豚肉

豚肉もアメリカのほうが少し安めではありますが、それよりも注目なのがアメリカにあるベーコンの種類。日本では、薄切りか厚切りかで選ぶのがメインになりますがアメリカで味の違いで結構混乱してしまうことも。

 
American-style 塩漬けして燻製
Thick Cut 厚切り
Uncured 塩漬けされていない
Center Cut 真ん中部(脂肪分少&柔らかい)
Double Smoked 自然に燻製されたより深い味
○○ Smoked Applewood/Hickoryなどの木で燻製(木により風味が変わる)
Organic オーガニック
Maple 塩漬け時にメープルシロップを使用
Sugar 砂糖を使用
Low Sodium 減塩

実際は上記の組み合わせで、より多くの種類が店頭に並んでいます。(例:Thick Cut, Applewood Smoked,  Low Sodium)

-鶏肉

鶏肉は日本のほうが少しお安めみたいですね。

アメリカではオーガニックとノンオーガニックの普通の食材があり、鶏肉も例外ではありません。ラベル表示に”Organic”と表記されていて、オーガニックの食材は抗生物質耐性菌(antibiotic-resistant bacteria)が広がりにくいそうです。

-野菜類
  アメリカ 日本 per
じゃがいも 145円 270円
玉ねぎ 242円 314円
レタス 142円 97円 Piece
トマト 255円 385円 Piece
人参 168円 393円
茄子 239円 33円 Piece

$1=¥110, 1oz=0.0283kg, 1lb=0.453kg, 1oz=0.0296lで計算。アメリカの価格はAmazon.com、日本の価格はAmazon.co.jpのAmazonフレッシュのページで人気の高い商品を選択して計算しています。
野菜はものによって日本とアメリカでどちらのほうが値段が高いか異なります。

ただ、日本と異なりアメリカでは野菜・果物は一個づつ購入できるため、一人暮らしでも必要な分だけ買うことができ、無駄遣いを減らすことができます。(詳しくは日本VSアメリカ:スーパーの違い編)

-じゃがいも・玉ねぎ

じゃがいもと玉ねぎはアメリカのほうが値段も安く種類も豊富です。
じゃがいも:Russet/Red/White/Gold/Purple..
たまねぎ:Yellow/White/Red/Sweet Yellow..
私が行ったスーパーには玉ねぎとジャガイモだけのコーナーがありました。(ニンニクもこそっとありますが)

-レタス・トマト・人参

レタスは日本のほうが圧倒的に安いですね。トマトは逆に日本のほうが高いですね。

留学中はトマトの栄養価が高いと思ってよく、おやつ替わりにフルーツトマトを食べてました。

-なす

なすびは一個当たりの値段の違いですが、日本では大体高いものでも1本150円程度ですがアメリカのなすびは大きいからなのか高い。(セールで安い時もありますが。写真は99¢約110円)



-果物類
  アメリカ 日本 per
りんご 176円 197円 Piece
バナナ 35円 22円 Piece
オレンジ 68円 130円 Piece
グレープ 726円 1710円
レモン 55円 110円 Piece
メロン 120円 1580円 Piece

$1=¥110, 1oz=0.0283kg, 1lb=0.453kg, 1oz=0.0296lで計算。アメリカの価格はAmazon.com、日本の価格はAmazon.co.jpのAmazonフレッシュのページで人気の高い商品を選択して計算しています。

-オレンジ

オレンジは地元生産ということもありアメリカのほうが値段が安くなっています。(日本のみかんはアメリカではなかなか見かけませんが。)

-メロン

メロンは日本よりもかなりお安め。赤肉メロンは英語で「Cantaloupe」、白いメロンは「Honeydew」といいMelonという単語を使わず表現しているので少し混乱しますが、どちらも安く購入できます。

-飲料
  アメリカ 日本 per
オレンジジュース 252円 241円
お茶 87円 123円
炭酸飲料 109円 108円
23円 76円 500ml

$1=¥110, 1oz=0.0283kg, 1lb=0.453kg, 1oz=0.0296lで計算。アメリカの価格はAmazon.com、日本の価格はAmazon.co.jpのAmazonフレッシュのページで人気の高い商品を選択して計算しています。

-オレンジジュース

オレンジジュースはフルーツジュースの一例に調べましたが、アメリカの方が安いと思っていました。アメリカのスーパーには粒入りやビタミン多めなどなどオレンジジュースだけで結構な種類がそろっていて量も豊富。

-お茶

お茶は値段よりも大きな違いが。。アメリカのお茶(というかティー)には、ほぼ全て、全てに砂糖が入っています。お茶が甘いんです。勿論、紅茶のような感覚で砂糖が入っていると思えばいいんですが、甘すぎて。。

アメリカでお茶を買うときは気を付けてください。

-水

水は、販売している量が異なります。(そのおかげでアメリカのほうが安いのでしょうか) ガロン(3.78ℓ)売りをはじめ500㎖のものも36本セットなどとても手で歩いて持ち帰る重さではないのが特徴。

-調味料
  アメリカ 日本 per
砂糖 242円 164円
133円 370円
サラダ油 351円 256円
ケチャップ 363円 567円
ジャム 485円 920円

$1=¥110, 1oz=0.0283kg, 1lb=0.453kg, 1oz=0.0296lで計算。アメリカの価格はAmazon.com、日本の価格はAmazon.co.jpのAmazonフレッシュのページで人気の高い商品を選択して計算しています。

-砂糖

砂糖は、輸入制度の問題でアメリカでかなり値段が高くなっているようです。(いろんなものの味付けが濃いので砂糖をいっぱい使っているだろうに。。)

-ケチャップ

ケチャップはハンバーガーでもフライドポテトにも使うため、消費量が多いはず。お店にも様々種類がそろえてあります。

-ジャム

ご飯よりもパンを食べるため、ジャムの種類も豊富にそろえてあり、大きさもかなり大きめ。日本と比べると、衝撃的な大きさ。(画像は907g入りのジャム)

-その他:乳製品
  アメリカ 日本 per
牛乳 160円 177円
バター 1163円 1987円
チーズ 1696円 1460円
アイスクリーム 404円 553円
27円 21円
ヨーグルト 412円 340円

$1=¥110, 1oz=0.0283kg, 1lb=0.453kg, 1oz=0.0296lで計算。アメリカの価格はAmazon.com、日本の価格はAmazon.co.jpのAmazonフレッシュのページで人気の高い商品を選択して計算しています。
日本VSアメリカ:健康とその考え方の違い編でご紹介したようにアメリカ人は日本人に比べると牛乳・乳製品の消費が3倍以上。そのため、勝手に乳製品の価格もアメリカの方が圧倒的に安いと思っていましたが意外な結果。

-牛乳

牛乳に関しては、値段はあまり変わりませんが、アメリカではかなり豊富な種類がそろっています。

  意味 詳細
”Whole Milk” 普通の牛乳 日本で飲む無調整牛乳に近い味です。
2% Reduced Milk 2%低脂肪乳 脂肪が少ないので健康に良さそうですが、脂肪を減らしたというか美味しさを減らしたのではないか、という味。(偏見)
1% low fat Milk 1%低脂肪乳 同上
Fat Free Milk 無脂肪乳 もやは脂肪がない牛乳。牛乳なのか?
Vitamin D ビタミンD ビタミンDを多めに含んだもの。味の違いは,,,???
Lactose Free Milk 無乳糖乳 飲んだ事はありませんが、不耐症の(牛乳を飲むとお腹を下す)人向けです。
Organic Milk 有機牛乳 化学肥料等を使わずに作られた牛乳。体に良くお値段も高め。
rBST Free Milk 成長ホルモン抜きの牛乳 アメリカでは育てるときに遺伝子組み換えで成長を促進された食品があり、使用していないことを表記しています。

上記の名前を巧みに組み合わせてさらに細かく種類も分かれています。(例 Lactose Free Fat Free Milk:乳糖も脂肪もない牛乳)

-卵

卵の値段もほぼ変わりませんが、日本の10個入りとは異なり、アメリカでは12個(1ダース)で売られているだけではなく24個(2ダース)60個(5ダース)売りなどもあります。

留学で一人暮らしの場合は、6個入りを必死に探して買うのですが12個入りしかない時も。。

-ヨーグルト

ヨーグルトは日本のもののほうが安いですね。でも大きさはアメリカの圧勝です。

■最後に

以上、アマゾンのウェブサイトを使って値段を比較してみましたがいかがでしたでしょうか。

実際、表示されている値段よりも安いものや高いものもありますが、食材によって日本の価格のほうが安かったり、アメリカのほうが安かったり調べてみて面白かった。


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*1https://www.stat.go.jp/data/kakei/2.html
*2:https://www.usda.gov/

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