日本VSアメリカ:履歴書の違い編

就職活動や転職活動をする上で欠かせない履歴書。私も就活の際は日系企業用と外資系用と2種類履歴書を作りました。書いている時にフォーマットが全然違うので衝撃を受けつつ、日本の履歴書と比べるとアメリカのものは書かないで良い項目(というか記載禁止項目)がいくつかあり驚いたのを覚えています。

どうも、アメリカでの節約留学歴4年のUKIです。
今回は、就活前に準備すべき履歴書の日本とアメリカでの書き方の違いについてまとめてみました。

記載項目

以下の表に記載項目をまとめてみました。

内容 詳細 詳細
職歴 当然。履歴書なので。
学歴
連絡先
住所 必要だがアメリカでは詳細は不要。
年齢/
生年月日
× 日本では必須、アメリカでは違法!
性別 ×
顔写真 ×
結婚歴 ×
子供有無 × 日本では空欄でもOKですが、アメリカでは記載自体違法
家族構成 ×
趣味特技 アメリカでは仕事に無関係の内容は不要。

その他、健康状態や退職理由、過去の給与も記載不要です。(州によっては違法なので)
必須項目(◎)、結構ある(◯)、不要(△)、違法(×)

職歴・学歴・連絡先

記載方法の違いに日本は過去から書いて、アメリカは現在から遡る書き方という小さな違いはありますが、基本的にどちらの国も就活をしているならその仕事に関係のある職歴や学歴は書いておきましょう。連絡先は採用が決まったら必要ですしね。

アメリカの場合、応募する仕事に関係のない職歴は書く必要はありません。(日本もですね)

住所

こちらも、ある程度どの地域に住んでいるか雇用者側も知る必要があるので、大半は必要ですがアメリカの場合は、個人情報の関係で詳細に番地や部屋番号までの住所を記載する必要はありません。

年齢/生年月日

日本では、新卒が優先されることが多いので卒業年度や生年月日を記載しますが、アメリカでは年齢で採用不採用を決めるのは違法!!(差別にあたります)。

そのため、年齢が記載不要なだけでなく、卒業年度などの年齢が分かる情報(卒業年度等)ですら記載の必要はありません。

顔写真・性別

日本では、当然のごとく顔写真や性別の記載欄がありますがアメリカでは性別や人種、肌の色で雇用差別をする事が違法となるので性別を記載するなんて言語道断。

結婚歴・子供の有無

日本では、寿退社や会社にどれだけ影響するか、仕事への熱意がどれくらいか等を会社側としては聞いておきたい内容ですが、アメリカで結婚しているかや離婚歴があるかなどを直接聞くのは違法です。(結婚歴を聞くことの差別は州法で決まっていることが多いです)

仕事に影響を及ぼすか会社側が知りたいのであれば一日何時間働けるか、残業は月何時間頑張れるか、等の別の方法で質問する必要があります。

趣味特技

日本では、その人の人柄をみようとするイメージ。
でも、逆にアメリカで記載するのは△。応募している職種に関係ないのであれば、履歴書の記載スペースの無駄になるだけでなく雇う側の読む時間の無駄。仕事に関係ない事は書かない!*1

その他

必須項目にはありませんが、以下も併せて記載や質問することが違法となります。
・健康状態
・退職理由
・過去の給与
・お酒を飲むか
・逮捕歴
どこの国出身か、英語が第一言語か(但し合法で働けるかどうかはもちろん聞いてOK)
・借金があるか
(州によっては大丈夫な項目もありますが、違法だと考えて記載は避けておきましょう。)

アメリカで違法な項目内容まとめ

上記の項目のまとめにはなりますが、アメリカではAnti-discrimination Laws(反差別法)と呼ばれる労働に関する法律があり、その法律の中で人種、肌の色、性別、民族的起源、宗教、年齢(40歳以下)、障がい者、国籍、遺伝子情報の差別による採用、解雇違法としています。*2

更に、州ごとに州法があるアメリカは上記に加えて違法としている内容は各州によってあります。
例えば、以下カリフォルニア州で違法とされる差別内容*3
結婚歴、性的指向、AIDS/HIV、健康状態、政治活動などなど。

想像はできるかと思いますが、上記の内容を理由にして採用されなかったり、解雇されるとアメリカではすぐ訴訟問題になります。

訴訟について

個人的に気になったので調べてみたところ、差別の訴訟にかかる費用は平均$40,000(約440万円)でそのうちの10%だけが$100万(約1億1千万円)以上の和解金となりますが、67%で原告側の勝利となるそう。*4

過去最大の差別和解金

過去で大きく話題となった差別訴訟では、2000年コカ・コーラで約$1億9200万ドル(約210憶円)の和解金が黒人差別に対して発生したそうです。

当時雇用/解雇されていた計2000人の黒人労働者には一人当たり約$40,000(約400万円)が現金で、訴えた4人の原告は一人$30万(約3300万円)を受け取ったそうです。*5 うっへーー

履歴書(Resume)の書き方・フォーマット

日本とアメリカの履歴書の書き方ははっきり言って全然違います。(書くの苦労しました)*6

日本 アメリカ
用紙 A4 or B5 A4
フォーマット 手書き/タイピング
決まった項目に入力
タイピングで文字サイズ12+読みやすいフォント
記載項目は決まっているが書き方はいくつか有
特徴 決まったフォームに手書きで丁寧に。手書きにより人柄を見る。 手書きで書くことはなく、フォントで人柄表現もしない。読みやすさ重視。
サンプル 履歴書の書き方サンプル Resumeの書き方サンプル
履歴書以外には 職務経歴書
Cover Letterなど
(Portfolio:ポートフォリオ)

日本では2ページに渡って決まったフォーマットの中身を記入していきます。手書きを通して経験だけでなく人柄や性格もみます。
アメリカでは、記載内容がほぼ決まっているものの記入方法は時系列に並べるタイプと職種によってスキルを重視して書く方法などがあり記載順番もアピールしたい順番にできます。人柄や性格よりも経験・能力重視です!

ただし、基本的に1ページで作成する(最近では2ページも普通になってきた)ので、必要な内容だけまとめることが重要になります。

Portfolio(ポートフォリオ)

ポートフォリオとは書類を運ぶケースを意味するわけですが、就活では以下のものを集めてファイルにまとめた資料をさします。

意味 内容
Table of Content 目次 ポートフォリオの中身の一覧
Cover Letter カバーレター 志望動機や自己PRなど職歴以外を履歴書ではなくこちらに記載します。
Resume 履歴書 書き方は違いますが経歴をまとめて記載。
Work Samples 仕事の実績例 面接の際に見せたい過去の仕事例サンプルなど
Copy of Certificates 資格証明書のコピー 面接時に履歴書に記載してある資格のコピーを依頼されることがあるため渡せるように持参しておきます。
書類送付はカバーレター+履歴書

履歴書を渡す段階ではカバーレターのみでOK。(カバーレターは履歴書を読みたいと思わせるような志望動機やPRをまとめる必要があります。)

日本は履歴書+職務経歴書ですが、アメリカではカバーレター+履歴書で二つの書類の書き方も異なっています。
⇒カバーレターの書き方はこちらのサイトをご参考に!

最後に

以上、今回はアメリカと日本の履歴書の違いについてまとめてみました!

やはりアメリカでは差別に対する法律が厳しく、履歴書の書く内容でもその内容がでていますね。外資系の会社に応募する際は上記の内容に注意しながら履歴書を作成してください。

参考
*1:http://www.businessinsider.com/dont-put-these-things-on-your-resume-2015-75
*1:http://www.businessinsider.com/11-illegal-interview-questions-2013-7
*2:https://www.dol.gov/oasam/programs/history/herman/reports/futurework/conference/staffing/9.7_discrimination.htm
*3:https://www.nolo.com/legal-encyclopedia/california-employment-discrimination-31690.html
*4:https://www.cersnow.com/blog/the-average-employee-lawsuit-costs-250000how-safe-is-your-company/
*5:https://www.nytimes.com/2000/11/17/business/coca-cola-settles-racial-bias-case.html
*6:https://tenshoku.mynavi.jp/knowhow/rirekisho
*6:https://tenshoku.mynavi.jp/global/knowhow/resume

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