英語が全く話せないまま留学した私がTOEICで950点以上取れるようになった成長模様

どうも、アメリカでの節約留学歴4年のUKIです。
今回は、英語が全くできない状態で留学した私が、いつどのタイミングで英語力がどう成長していったかをまとめてみました。

■留学前の私の英語力

胸を張って言えることではありませんが、大学に入学してから1年後に留学するまでの私の英語力はかなり低レベルでした。

自己評価 詳細
リスニング D すごくゆっくり話してくれれば理解できる。2文章以上の長い英語になると頭が混乱し始める。
リーディング C 読むスピードは速くないが、ゆっくりであれば60%解読が可能。もちろん電子辞書必須。
ライティング D- ゆっくり文章を組み立てる時間を貰えれば高校時代までに学んだ簡単な英語1文程度であれば作成できる。ただし文法の精度は保証しない。
スピーキング F 瞬時に文章を組み立てるのは不可能。即時に発せる単語は”YES””NO”のみ。
総合評価 D- 交換留学を断念するレベル。但し、英語への想いは強いので努力点を下さい。

私の留学経験について書いている留学日記の【第1話】留学前の私の英語力でも書いているように私の英語力はTOEFLという試験でもスコアが足りず大学が提供している交換留学にも行けなかったほどです。(交換留学等で大学の授業を取るにはある程度英語力が必要で、英語テストの成績などを提出する必要があります)

留学前に、英会話教室に通ったこともなく、英語の勉強と言えば中高の授業と受験勉強の為に学んだ程度で、特にスピーキングは自然な流れで会話するのは不可能と言っても過言ではありませんでした。

そんな私が、英語が全く話せない状態で留学し、英語力を成長させていった過程とその方法についてまとめました。


■留学中の英語力成長過程

当初の留学予定が1年間だった私は、結局4年という長期留学の上、アメリカの大学を卒業するまでに至りました。

TOEICも高得点取れるでしょーっと思われた方もいるかもしれませんが、まぁその通りです。外国に4年も居ればに日常会話も不自由なく出来るようになります。

英語力ゼロ、英会話経験ゼロで4年間留学した私がどのタイミングでどのようにして英語力を成長させていったのか。

①留学1ヶ月

留学1ヶ月間で学ぶのは、自分の英語力のなさです。学ぶというか思い知るというか。

英語力がなければ、留学の初めは語学留学(1日中英語のクラス)になると思いますが、この授業で己の愚かさを思い知ることになると思います。リスニング/スピーキング/ライティング/リーディング/文法で特にどの科目が苦手かが自分でも分かるようになるはずです。

私の場合は、リーディングと文法はまだついていけたのですが、リスニングは全く聞き取れず、ライティングはハチャメチャな内容、スピーキングは論外、といった形で自分に何が足りないかが分かりました。(【第11話】英語の悲惨さ)

正直、留学1ヶ月で英語力ゼロから英語がペラペラと話せるようになることはないと思います。

もちろん、1ヶ月間周りが英語しか話さず、授業も一日中英語の勉強だけで英語漬けになるので、日本で英語しているよりリスニング力やリーディング力の成長は著しいはずです。ただ、成長してきたな、、、と気付き始める頃にタイムリミットになり帰国してしまう事になると思います。

1ヶ月以内の短期留学をすれば、留学で自分に何が足りないのか、何をまず勉強する必要があるのかを留学中に気づけるので、帰国後はその経験を生かしさらなる英語の勉強を心掛けてください。

②留学3ヶ月

留学して3ヶ月も英語の勉強を毎日していると、まずリスニング力がかなり成長しました。

私の場合、リスニング力がかなり低い状態で留学を始めたので英会話というより、まずは基礎の勉強からしなければならない状態でした。私は人よりリスニングがひどいということが分かったので学校後も独自にリスニングの勉強をしていました。

3ヶ月間、学校でも外でも英語しか耳にしないので、日本でリスニングの勉強をするよりも何十倍も勉強できていることになります。
(例えば日本で一日60分リスニングのCDを聴き続けたとしても、留学先では学校で7時間(420分)+外で3時間(180分)=600分で単純に計算して一日10倍です。)

また、リスニング以外でもリーディングやスピーキングなど、授業で何度も読む機会、話す機会があったので成長しましたが著しい成長はありませんでした。

自己評価 詳細
リスニング C⁺ DVD特訓のおかげで日常生活で苦労なく聞き取りができる様になりました。(60%は内容を理解)
リーディング C 宿題が全て英語ということもあり読むスピードが少し速くなりました。ただ語学学校では長文を読む宿題は少なかったので成長はそこまで望めませんでした。
ライティング D 文法の間違いなどを中心に添削してもらえたので、少しずつまともな英語が書けるようになっていました。
スピーキング D 留学前に比べると一文で話ができ、授業でも解答がある程度できるようになりました。
総合評価 C- リスニング力とスピーキング力を中心に急成長することができました。英語だけの生活に囲まれ、実践力が少し身についたと言えます。

3ヶ月留学すると、日常の英会話で苦労することなく聞き取りが出来るようになります。

ただ、スピーキングに関しては、言いたい事を1文で伝えることは出来ても内容が深い話であったり長文の説明などは言葉が詰まったり単語が出てこなかったりとスラスラ出てきにくいはずです。

3ヶ月で、思ったようなペラペラ英語を話すにはかなり頑張らないと普通は難しいと思います。

③留学半年

私の場合、留学後3ヶ月目で語学学校から短期大学(College)に編入しました。

語学学校(短期)と大学の大きな違いは、”生徒””授業内容”です。
”生徒”
【語学学校】語学学校の生徒は、当然全員英語がネイティブではない人たちです。語学学校に通う人は英語を学ぶために行くので英語が第一言語ではありません。その為、英語の精度や発音、話すスピードはネイティブには到底及びません。
【大学】当然ながら地元の学生も大学に通っているので、ネイティブが半数以上。授業によっては留学生は自分だけということも多々あります。その為、授業中の英語のスピードも速く、発音も完璧です。

”授業内容”
【語学学校】文法、リスニング、スピーキングなどなど色々な種類がありますが、全て英語に関する授業です。
【大学】英語の授業を選択しない限り、日本の大学で受けるような化学や経済といった専門分野の授業です。英語は知っていて当然という前提のもと新しい分野の内容を学ぶことになります。

留学をする際長期留学でも語学学校にずっと居るか、大学の授業を取るか悩む方も居るかもしれませんが、ネイティブと関わる機会が圧倒的に多い大学の授業を取ってみることを絶対におすすめします。もちろん、留学前からある程度英語力があれば語学学校に行かずに直接、大学に編入して大学留学するという手もあります。

私の場合は、留学して3ヶ月目で大学に入り、授業でも外でもネイティブと関わることで日常で使える実践的な英語力が全体的に成長しました。

留学半年で、日常会話で問題なく英会話もでき、ネイティブと受ける授業にもついて行くことができるようになりました。(ちなみに大学の授業は語学学校と違い、英語が聞き取れないからと言って復唱してくれるような生易しいものではなく発音もはっきり話してくれないので、リスニングが桁違いに難しいです。)

自己評価 詳細
リスニング B- 大学の授業を取ることで、ネイティブと同じレベルで授業を受けさらにリスニング力が向上しました。
リーディング B- 大学に入り、1週間でとてつもない読書量をこなし始め読むスピードが速くなり始めました。
ライティング C- 大量のリーディングをこなすことで英語の文章に触れ書き方も日本語っぽい英語から英語らしい英文になり始めました。
スピーキング C- ネイティブの大学生と会話することで言いたい事を一文で即答できるようになりました。
総合評価 C リスニング/リーディング力を中心に全体的に成長することができました。日常生活の会話でも問題なく聞き取り/返答ができるようになりました。

留学半年では、ネイティブの人相手にも言いたい事が一文以上で話せるようになり、伝えたい内容も説明できるようになります。

ただ、リスニングでもスピーキングでも専門知識について深く議論、となると語彙力不足などで内容が聞き取れなかったり言いたい事がすぐ言葉にできなかったりするかもしれません。


④留学1年

留学してから1年ほど経ったころは大学生活にも慣れ、授業中のリスニングも聞き取れるようになってきてリスニングはほぼ80%近く聞き取れるようになりました。(20%はスラングや特別なフレーズ、専門用語などの覚えていない単語を聞いたとき)

文法や発音でまだまだ間違いはあってもネイティブの人にも理解してもらえる英語を問題なく話せるようになりました。

自己評価 詳細
リスニング A- ネイティブの人が話している内容もほとんど問題なく聞き取れるように。
リーディング A- 大学での読書の宿題量をこなすうちに読むスピードもかなり成長。
ライティング B- エッセイ等の宿題をこなすうちに文法だけでなく英語独特の表現の仕方も使い始められるようになりました。
スピーキング B- ネイティブの人と詰まることなく流れる会話をできるようになりました。
総合評価 B 日常生活だけでなくネイティブの人とも問題なく会話ができるようになりました。

留学1年経つと、リスニングだけでなくスピーキング力も向上してきます。

外国人として問題なくネイティブと英会話ができるレベルになるかと思います。
ただ、ビジネス用語などの専門的な会話をする際はさらなる語彙力が必要になるかもしれません。

⑤留学2年

私はこの頃英検2級に挑戦・合格しました。リスニング自体は勉強しなくてもほぼ満点を取ることができましたが、単語は使わないような専門的な用語もあったので勉強してから受験しました。

留学2年すると、頭の中で自然に英語で返事を考えるようになり文章も断然速くかけるようになりました。

自己評価 詳細
リスニング A 大学の授業の専門的な内容もついていけるようになり、ほぼ支障なく授業もこなせるようになりました。
リーディング A 大学の日々の宿題量に加え、日常生活でも積極的に英語の記事を抵抗なく読めるようになりました。
ライティング B 大学の論文を書く度に訂正され、論理的な内容も文章でしっかりと伝えられるようになっていました。
スピーキング B 頭の中で自然に英語で返事を考えられるようになり返答のスピードも速くなりました。
総合評価 A- 大学生活を続けることで英語力が全体的に伸び、頭の中でも英語で考えるように。

留学2年すると、日常会話レベルの英語だけでなく高校/大学レベルの専門的な英語も身に付きます。

もちろん、専門用語は留学中に学ぶ分野によって異なります。日本でも、経済学部の人間に物理学の内容を聞いても分からないように、留学先で学んだ分野の知識とその英語力が向上します。

⑥留学4年

留学して4年というと、私の場合は4年制大学の卒業の時期に当たるのですが、単に英語留学だけでなく日本の大学を卒業する様にある学部で専門知識を身に着けました。

私は国際経済学部で、経済を勉強したので日本で経済学部を勉強する過程と同様にマーケティングやマネージメントなど専門的な授業を取りそれを全て英語で理解できるようになっていました。

またこの頃、就職活動に向けTOEICと英検の試験を受けました。この時点で英検は1級、TOEICは900点以上を取得することができました。

自己評価 詳細
リスニング A 日常会話だけでなく専門的な大学の講義も理解できるようなっていました。
リーディング A⁺ 英語のニュースも時間を掛けず苦なく読め、辞書を引く頻度もほぼなくなりました。
ライティング A‐ 大学の論文も1ページ程度のものであればすぐに書け、書くこと自体に抵抗がなくなりました。
スピーキング A‐ 専門分野の難しい内容でも話ができるようになりました。
総合評価 A 大学で勉強することで英語力だけでなく専門知識も向上しました。

留学4年すると英語だけでなく専門的なことでも英語でやり取りできるようになり、新聞などの文章も苦なく読めるようになります。気になるニュースは日本語に訳される前に一足先に英語で確認、と言ったことも手間をかけずに行うことができます。

ただ、英語だけの為に4年間留学する、というのは正直お勧めしません。私が4年間留学したのも大学を卒業するためであって英語が話せるようになる為だけではありませんでした。

以上、留学期間に合わせた英語力の成長過程を自分なりにまとめてみましたが、どのくらい留学するべきか/留学期間をどうするかについて悩んでいる方は上記の時期を参考にしていただければと思います。

英語力を身に着けたい、ということであれば半年~1年間語学学校と大学の授業を受けていれば問題ないでしょう。

2年以上の長期に渡って留学するのであれば、英語+何かの複数の目的を持つことをおすすめします。


■留学前にできること

英語力がゼロの状態で留学する前に少しでも勉強しておきたい人もいらっしゃると思います。

私も留学中に、”これ勉強しておけばよかったー”と思った事がいくつかあります。留学する前/留学しなくても勉強できることを以下にいくつか紹介しておきます。

①単語を覚える

語彙力はどんな言語でも未知なだけたくさんあります。日本語でも小学1年生から漢字の勉強をしてきたように英語も単語のスペルや発音/意味を覚える必要があります。

そして、スピーキングなど対人で成長する分野と違って単語は留学しなくても覚えられます。私はターゲットを覚えてからアメリカに留学しましたが、それでも全然足りませんでした。

もちろん、単語を覚えただけで適切な使い方が分からなかった点もありますが、語彙力不足は明らかでした。結局留学中ずっと単語帳を持ち歩き分からない単語に出会った際は必ずメモして覚える努力をしていました。

留学前にまだ時間があるのであれば、単語は是非出来る限り覚えておいたほうがプラスになるでしょう。

①リスニングを少しでも向上する

聞き取りも英会話と違ってCDやパソコンがあれば勉強することができます。私の場合、単語と文法以外ボロボロだったので留学当初誰が何を言っているのか授業ですら聞き取りが難しかったのを覚えています。

音楽や英文の聞き流しでも構わないので出来るだけ英語に触れるようにしてリスニングを勉強することをお勧めします。少しでも聞き取りが出来た方が留学してからの苦労が減るはずです。

③文法を勉強する

どれが主語でどれが動詞か、SVやSVOなどの文法は最低限勉強しておいた方がいいでしょう。

語学学校では授業が全て英語です。もちろん、文法や文章読解のクラスはあるので留学先でも勉強できますが、時間を掛けて読めば理解できる、という程度でもいいので最低限の文法は理解/覚えておいた方がいいと思います。

文法の勉強も英語が話せる人が居なくても本1冊あれば勉強できます。留学する前に基礎知識を頭に入れておいてください。

以上、留学前にできることをまとめてみましたが、ご覧いただければ分かるように全て独りでできるものばかりです。留学せずに勉強できる分野は、できるだけ成長させておくとプラスです。

■最後に

Q.英語が全くできない状態で留学することに意味はあるのか?

どのくらいの英語力があれば留学してもいいのか?と思う方がいるかもしれませんが、英語力がないから留学するのであって英語が話せるのであれば留学は必要ないのでは?と私は思います。

英語が話せないから留学するのであって、その英語力にゼロなのかハイレベルなのかはあまり関係ないと思っています。むしろその人のやる気の方が重要です。

留学先には私より英語が話せる人が居ましたが、他の日本人留学生ばかりと一緒に居て成長せずに帰っていった人もいます。成長率も留学を成功/失敗するもその人のやる気と行動次第だと思います。(留学を成功させるコツについてはこちら)

個人的な考え方ですが、留学の時期を決めるときは、”TOEICで何点取れるようになったら”や”英会話に自信がついたら”などの英語力を基準にタイミングを決めるのではなく”〇年〇月〇日に行く”と先に日程を決めてしまうべきだと思います。

英語力を基準に目標を立てて行く日を決めると、もしかしたらいつまで経ってもいけないかもしれません。留学してしまえば英語力は嫌でも成長するのだから、とりあえず日時を決めてしまった方が自分を追い込めるはず。

そして時期を決めてしまってからその日に向けて全力で英語の勉強をすればいいのです。

Q.いつ頃留学するべき?

では、いつ留学するのが一番か?

就職前、つまり大学/高校生の間に行っておくのがいいかな、と思います。就職前の若い間にしておけば将来の可能性も広がります。
特に大学時代はやりたいことをやりたいと思った時にできるので特におすすめです。

ただ、就職してからお金を貯めて、というパターンもありかと思います。就職してからだと自分が何がしたいのか、何が必要なのか、ということも分かりお金の貴重さも理解しているのでより真剣に留学に臨むこともできます。

Q.短期/長期留学で就職に影響しない?

大学2年や3年のタイミングで留学すると就活に影響があるのでは、と心配する方がいるかもしれませんが、アメリカやイギリスでも就職活動ができるような機会(就職フォーラムなど)もあり、留学して英語が話せれば逆に就活が簡単にスムーズにできます。(実際、留学経験や英語力の高い人材を求めている企業はたくさんあります)

留学がしたいけどどうするべきか悩んでいる人は一度夏休みなどに短期留学をしてみて決めてみるのもよいのではないでしょうか。最近ではいろいろエージェントで短期留学も紹介されています。

以上、私の実体験をもとに留学での英語力についてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。個人的な内容が多く皆さんの留学経験とは異なるかもしれませんが、参考にしていただければうれしいです。