留学は本当に危険?留学する際に注意しておきたい5つの心掛け

ニュースやネットでレイプや行方不明、殺人事件。皆さんも聞いた事があり、留学は危険ではないのかと不安になってしまうかと思います。私は留学中に命にかかわるような怖い思いや危険なことに巻き込まれたことはありませんでしたが、確かに平和な島の日本に比べるとアメリカなどの留学先は少し危険なのかと心配してしまうかもしれません。

しかし、日本でもどこの国でも自分の行動の仕方次第では危ない目に合う可能性はありますし、その逆も然りです。今回は、日本とアメリカを比較、留学中に周りの人に言われた、私自身が学んだ危険な目に合わないよう留学中に注意しておきたい心がけをいくつか紹介いたします。

日本と各国の比較
イギリスのエコノミスト誌が各国や地域がどれくらい平和かを相対的に数値化した世界平和度指数(Global Peace Index)によれば、英語留学で留学先になる各国の平和度は以下のようになります。

 国 ランキング スコア
日本 9位 1.395
アメリカ 104位 2.154
イギリス 47位 1.830
オーストラリア 15位 1.465
カナダ 8位 1.388
フィリピン 139位 2.511

くわしくは、元のデータをご覧ください。GPI 2016 Report_2.pdf

見ていただくと分かるように、確かにアメリカは危険そうな雰囲気。。

でもどこの国に行っても平和度と実際に留学先で事件や事故に巻き込まれる可能性はその人の行動次第です。カナダでもオーストラリアでも失踪のそれは日本でもどんな国でも同じです。最初にご紹介したように私は留学先で危ない目に合うことはありませんでした。(アメリカに4年いましたが)

そこで、留学する際に気を付けておいていただきたい5つの心掛けをご紹介します。


①安易に行動しない

当たり前のように聞こえますが、留学をすると日本では経験しないような出来事がたくさんあり何が危険で何が安全かが判断できなくなったりします。現地の方には、とても親切なフリをして実は下心がある人もいます。

具体的な例えを言いますと、

・例え近所の顔見知りでも、他人の車に乗らない

分かると思いますが、車に乗ってしまうと終わりです。ドアをロックされてどこに連れていかれるかも分かりません。どんなイケメンのデートの誘いでもその人を良く知らないのであれば、車で迎いに来させてはいけません。また、例え顔を知っている人がちょっとそこまで乗せてくれる、という優しさでも本当にその人を知らないのであれば断ってください。

・友達の誘いだからと言って気楽にパーティに行って流されない

アメリカでは特にですが、パーティーに行くとドラッグを当然のように使っている人がいます。知り合いが皆使うからと言って、気楽に手を出さないでください。というか、そういう知り合いと付き合わない方がいいでしょう。

・人から渡されたドリンクを飲まない(特に女性の方は注意)

現地の方に教えられた怖い話:
あるバーで女性が男性にドリンクを奢ってもらい手渡しされたのですが、実はバーテンダーから男性が受け取りその女性に渡すまでのわずかな時間にドリンクにドラッグ(睡眠薬など)を入れ、眠くなったところで周りからはお酒に酔っぱらった女性を介抱するように男性がお店を連れ出してしまう。

これはバーで女性にドラッグを飲ませる典型手段。外国では男性が女性に飲み物をおごることは一般的によくあることです。(私も何度もおごってもらったことがあります) ただおごってもらうからと言っても飲み物は店員さんから直接受け取ること!!アメリカでは常識です。
(こちらもチェック【アメリカで話題、睡眠薬混入有無をチェックできる商品】)
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その人の事をしっかりと知るまで、優しさを疑った方がいいです。もちろん、本当に優しい方もたくさんいます。すぐ簡単にガードをおろさずに、その優しさにはその人についてしっかりと理解してから甘えてください。

②夜(遅い時間帯)は行動の仕方に注意

日本は、夜中の何時でも近所のコンビニで買い物ができ、気楽に夜に一人で散歩に行くこともあるかと思います。外国では絶対にこのような事をしないで下さい。日本でも地域によっては夜に一人で行動は考えれば分かると思いますが、安全な行動ではありません。

・独りで行動しない

海外で生活するときにどうしても夜出掛けたい場合は、友人と一緒に行動する、タクシーを使う、(車を持っているのであれば)車を使う、車を持っている人に送ってもらう、など外で一人になる機会がないようにしてください。

・近道だからと言って人気のない場所を通らない

夜だからこそ、早く帰りたい。と思っていても人気のない場所を通らないようにしてください。人気がなく暗い細い道こそ一番危険な場所です。

alone-at-night

③危険な地域には行かない

留学したことがない方は、まず留学エージェントに相談することが一番です。専門家ならどの国のどの地域が危ないか知っているので、学校紹介やオリエンテーションの際に危険地域について教えて頂けると思います。(しかも無料相談等サービスがあるので無料で聞けます)

アメリカ内で2015時点での犯罪率の高い都市がFBIのウェブサイトにて掲載されていたのでまとめてご紹介。
ちなみにトップ10の都市は以下です。

 Rank City 凶悪犯罪/100,000人※
セントルイス, ミズーリ州 1,8.17.12
デトロイト, ミシガン州 1,759.59
メンフィス, テネシー州 1,740.14
ミルウォーキー, ウィスコンシン州 1,596.10
ボルチモア, メリーランド州 1,535.93
オークランド, カリフォルニア州 1,442.50
カンザス・シティ, カンザス州 1,417.28
ストックトン, カリフォルニア州 1,351.96
インディアナポリス, インディアナ州 1,287.98
10 ワシントンD.C. 1,202.57

※Violent Crimes Per 100,000 Peopleの事です。
危険な町について詳しくはこちら

この表を見ても何のことやら、と思ってしまうでしょうが、犯罪が多い町で有名な都市ということです。日本でも治安が悪いとまでは言わないが、物騒なところは地元の人間なら分かると思います。留学先でも現地に住み始めると、どこが安全でどこが危険な地域かが分かるようになります。

分かるようになればその地域には極力行かないこと、知らない間は現地の人に聞いて、危ないところは避けた方がいいでしょう。

自力で留学先を探そうとされている方は、事前にネットで治安についてしっかり調べるか、専門家に相談してから行き先を決めたほうがいいです。(留学エージェントなら無料相談でどこの地域が危険で、どこが安全かも教えてくれます。)



④周りから狙われやすい行動をとらない

地元の人間であれば、留学しに来た日本人というのは一目で見てわかります。その為、留学中でもその土地のことが分かっているしっかりした見た目、狙われないような行動をとりましょう。

・ブランドものや財布を見えるように持ち歩かない

特に日本人に多い事ですが、留学先でブランド品を持ち歩いていたり、財布が周りから分かる持ち方をしているとターゲットにされ、スリや窃盗の標的になりやすいです。リュックや後ろポケットに入れた財布も狙われやすいです。

日本にいると、気づかないことが多いですが日本で行っている習慣がアメリカではスリの標的になったりすることがあります。
私も一度盗みに遭ったことがあります(留学日記第13話)が、日本のように外国は安全ではありません。

・周りを1%でも疑う

留学先では、知り合いがおらず友達を作るまで孤独に感じてしまうことがあります。ただ、優しく声をかけてくれた人がいても最初から100%信じてはいけません。

まずは、十分その人を知るまではその人の車に乗ったり、家に行ったり二人きりになるような行動は避けてください。日本にいれば知らない人に遊びに誘われてもひょこひょこ家まではついて行かないはずです。車に乗るということは、家について行く以上に危険だと考えて下さい。

優しいからと言って甘い言葉にすぐ誘われるのではなくまずは少し疑ってから行動してください。

・貴重品や現金をなるべく持ち歩かない

留学をしていると、旅行で海外に行くよりも長期間外国に滞在するので、心が緩み日本の生活と同じ感覚になってしまいます。一度被害に遭うと気を付けるようになりますが、被害に遭ったときに損失を最小限に抑えるのも一つの手です。

アメリカでは一般的ですが、現金をできるだけ持ち歩かず、カードを使うようにしたり、その日に必要な金額だけ持つようにするといいです。ちなみに私は、留学中は現金は特別な事がない限り5ドル(約500円)以上持ち歩かず、支払いはいつもカードでしていました。
backpack

⑤現地情報について調べる

。①~④の知識もですが、留学する際はその土地の危険な地域安全な地域について詳しく知っておくことで、事前に危険な状況を回避することが大切です。

土地についての情報収集方法例

・ネットで調べる

今はネット社会。インターネット検索を使えば、現地情報について留学前・留学中に調べることができます。
例】LAの危険エリア
http://maps.latimes.com/neighborhoods/violent-crime/neighborhood/list/
(英語で分かりずらいかと思いますが、色が濃い地域がより危険な地域です)

・現地の人に聞く

特に現地の方々は、スリや盗難、レイプがよく起こる場所や狙われる人(地元の暗い人通りが少ない場所や一人で夜出掛ける人)などの情報やその防ぎ方などを教えてくれます。

大学でも教授など詳しい方がどこが安全でどこが危険かなど教えてくれるので、語学学校でも先生に危険な地域を聞いておくとよいでしょう。

・留学エージェントに聞く

基本的に留学エージェントが紹介してくれる大学や語学学校の周辺は治安が良い所が多く100%と言ってよいほど問題ありません。(学校紹介してお金を貰っているので安全で当然です。)

お金を節約したい人は、とりあえずエージェントに無料相談して実際にそこに留学手配依頼や手続きを依頼するかは後で考えることもできます。不安な方はいくつかのエージェントに無料で相談してから決めるといいと思います。

無料相談のあるエージェント例
ヨーク国際留学センター
アイエス留学ネットワーク
日本最大級の留学総合サイト【School With】

最後に:一番大切なこと

留学しているときに何よりも大切なことは、
留学しているときは、そこが”日本ではない”ということを忘れないでください。日本で当然だと思っていることが、外国では通じないことはたくさんあります。

留学をして新しい土地で気分が浮かれてしまい油断してしまわないように、気をつけて行動して下さい。

UKI
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