【第79話】幻のクラムチャウダー

サンフランシスコの港(Fisherman’s Wharf)には有名なChowdersというお店があります。観光にも疲れ、(坂道多いし)、休憩がてらそこで有名なクラムチャウダーを食べることにしました。

ただご飯を食べる時間帯ではなかったので一人で一人前食べるかどうか悩んでいると。

母『私、そんなお腹空いてへんから一口だけ頂戴

私『ほな一個だけ食べようか?』

母『ういうい』

そして、クラムチャウダーを一つだけ頼んで結構並んだ後、席に着きました。

私『飲み物ないから水貰ってくる』

母『ういー待ってるわ』

水はお店の人に頼んでカップでもらう感じだったので少しだけ時間がかかったわけですが、私の母は待ってはいませんでした。

私(水を両手に戻ってくると)『え、クラムチャウダーほとんど残ってないやん!』

母『いやー美味しかったわー』(←ほとんど一人で食った)

私『え、お腹空いてないんちゃうかったん!?』

母『一口食べたらおいしくて、つい』

私『私の分は!?』

母『ごめんちょ。ちょっと残ってるよ』

私『また並んで頼まなあかんやん!!』

母『えーもういらんよーお腹いっぱいやで

私(そらあんさんはお腹いっぱいであろう、一口でいいと言い、待つことなくほとんど食ったんやから)Clam Chowder in Sourdoughそうして、幻のクラムチャウダーはほとんど私の母の腹の中に消えていったのである。

もし、サンフランシスコに行ったら
お腹が大して空いていなくてもクラムチャウダーは多めに注文してください。美味しいから。

【第80話】帰りは霧とともに