どうも、アメリカでの節約留学歴4年のUKIです。 今回は2019年において、アメリカの州別での家賃が高い地域をランキング形式でご紹介します。
※家賃の値段は中央値(Median)で出されています。また、円ドル換算は1ドル=110円で計算しました。
参考元データ:Apartmentlist.com
目次-Contents-
-家賃が高い州別の中央値ランキング
こちらで全50州別のランキングを閲覧できます:Apartmentlist.com 何故か、こちらのサイトのデータにはハワイ州はデータリストに入っていませんでした。(アメリカ合衆国国勢調査局*2のデータには2017年度で1位にハワイ州が入っていましたが) また、平均価格ではなく中央値がランキングに使われています。
-トップ10~6
州名 | 1BR(1部屋) | 2BR(2部屋) | |
10位 | コロラド州 | $1,034 (約113,740円) |
$1,312 (約114,4320円) |
9位 | バージニア州 | $1,057 (約116,270円) |
$1,248 (約137,280円) |
8位 | コネチカット州 | $1,071 (約117,810円) |
$1,341 (約147,510円) |
7位 | ワシントン州 | $1,165 (約128,150円) |
$1,460 (約160,600円) |
6位 | ニュージャージー州 | $1,247 (約137,170円) |
$1,531 (約168,410円) |
※1BR=寝室1部屋。2BR=寝室2部屋
⇒部屋の表記の仕方についてはこちら
10位のあたりからすでに1部屋で10万円を超えているんですが、、高いーーー!!日本の相場よりも明らかに家が高いですね。
-トップ5:メリーランド州

州名 | 1BR(1部屋) | 2BR(2部屋) | |
5位 | メリーランド州 | $1,256 (約138,160円) |
$1,513 (約166,430円) |
コロンビア特別区のすぐ側にあるメリーランド州は金融センターや政府所在地のある計画都市として発展している為、家賃が高くなっています。
-トップ4:ニューヨーク州

州名 | 1BR(1部屋) | 2BR(2部屋) | |
4位 | ニューヨーク州 | $1,280 (約140,800円) |
$1,523 (約167,530円) |
ニューヨーク州はマンハッタンがあり都市部になると家賃はかなり高額。ただ、都市部を離れてしまえば家賃が高くはないので4位に収まった感じ?
-トップ3:マサチューセッツ州

州名 | 1BR(1部屋) | 2BR(2部屋) | |
3位 | マサチューセッツ州 | $1,301 (約143,110円) |
$1,617 (約177,870円) |
マサチューセッツ州は、州都であり州内最大都市のボストンが金融都市として発展し都市部の生活費が高騰、周辺地域には多くの高等教育施設もありボストンだけでなく周辺地域の家賃までも高騰している為全体的に家賃が高くなっています。*7
-トップ2:カリフォルニア州

州名 | 1BR(1部屋) | 2BR(2部屋) | |
2位 | カリフォルニア州 | $1,437 (約158,070円) |
$1,832 (約201,520円) |
海沿いのカリフォルニア州は北にサンフランシスコ、中央部にロサンゼルス、南にサンディエゴと大都市が多く存在し居住地も多く、全体的に家賃が高め。やはり、といったランキング。
-トップ1:コロンビア特別区(ワシントンDC)
州名 | 1BR(1部屋) | 2BR(2部屋) | |
1位 | コロンビア特別区 (ワシントンDC) |
$1,484 (約163,240円) |
$1,713 (約188,430円) |
Citylab*6によると、ワシントンDCの家賃が高くなってしまったのは国会が一因ではないかと言われています。the Height of Buildings Act of 1910によりワシントンDCの中でもこのコロンビア特別区は建物の高さを制限する法律があり、周りの地域と比較しても高さのある建物を建設することができなかったそうです。その他にもいくつ法的な制限もあり、更に政治的な首都として機能するために作られた計画都市として家賃が高くなってしまっているそう。
■地図で見てみると
地図で見てみると、カリフォルニア州以外のトップ5は東海岸に密集していますね。更にトップ10でも3つの州以外は全て東海岸の海に面している州。
更にトップ10のうち上位9州は全て海に面している州。海に面している州は発展して、都市化し物価も高くなりやすいということですかね。
■日本の都道府県と比較してみると
-全国平均
1BR(1部屋) | 2BR(2部屋) | |
日本 | 49,760円 | 57,869円 |
アメリカ | $951 (約104,610円) |
$1,180 (約129,800円) |
※日本の全国平均は全国賃貸管理ビジネス協会*3のデータ2019年4月より
全国平均で見ても2倍ですね。アメリカは全体的に家賃が高い!!
-アメリカ州トップ3 VS 都道府県トップ3
日本 | 1BR(1部屋) | 2BR(2部屋) | |
3位 | 大阪府 | 54,476円 | 68,469円 |
2位 | 神奈川県 | 56,528円 | 74,297円 |
1位 | 東京都 | 68,354円 | 87,592円 |
※日本の全国平均は全国賃貸管理ビジネス協会*3のデータより
州名 | 1BR(1部屋) | 2BR(2部屋) | |
3位 | マサチューセッツ州 | $1,301 (約143,110円) |
$1,617 (約177,870円) |
2位 | カリフォルニア州 | $1,437 (約158,070円) |
$1,832 (約201,520円) |
1位 | ワシントンDC | $1,484 (約163,240円) |
$1,713 (約188,430円) |
日本の都道府県別で家賃が高いトップ3は予想ができるような並び。日本の家賃に対するアメリカの家賃のトップ3の比較すると、東京の家賃平均に対してさえアメリカのトップ3が圧倒的に勝っていますね。
東京は家賃が高いイメージですがそれでもアメリカに比べるずっとリーズナブルということでしょうかね。
家賃の高さもあって、アメリカではルームシェアが人気なんですかね。(留学生は特にルームシェアをする場合が多いです)
-アメリカの都市別トップ20も調べてみたのでご参考までに
アメリカの家賃が高い都市別ランキング2019トップ20についてはこちら
■どうでもええけど
-LDKは和製英語
L(Living:リビング)、D(Dining:ダイニング)、K(Kitchen:キッチン)の表記は日本では主流ですが、海外では(最低でもアメリカでは)使われていません。 アメリカでは1BRや2BRといったBR(Bedroom:寝室)の数で区別します。(キッチンとリビングはあって当然といった感じ?)
因みに、ワンルーム(寝室ない家)はスタジオ(Studio)と言って表現。
-部屋が多いとバスルームが2つ以上あるのは普通
個人的に驚いたのが、寝室が2つあるとバスルーム(トイレ+シャワー室)が2つあるのが普通なこと。(別に金持ちな家じゃなくてもある)
特に、マスタールーム(家で一番大きな部屋?)と呼ばれる部屋には基本寝室の奥に個人専用のバスルームがあり、ほかの部屋に住む人とバスルームを共有しなくていいようになっています。
-部屋面積の表記の違いと、平均面積
アメリカでは面積や長さを表記をするときにはフット(foot:複数形feet)という単位を使います。
単位 | 記号 | SI換算(日本での単位) |
フット (foot) |
ft ‘ | 30.5 cm |
つまり
1sft (ft²=Square Feet:スクエアーフィート ) x 0.093 = 1 m²
アメリカの独自の単位表記についてはこちら
-日本の平均部屋面積との比較
1住居当たり延べ面積 | |
日本 | 94.13m² |
アメリカ | 2,169sft(約201m²) |
日本の1居住当たりの延べ面積は統計局*4の2008年データより、アメリカの一家族当たりの居住面積はアメリカ合衆国国勢調査局*5の2010年のデータを利用
家賃も2倍かと思えば、面積も2倍…?
確かに、私がアメリカで留学中の時、ルームシェアで部屋1室を借りていましたが、自分の部屋の中に勉強机・本棚・ベッドを置いてもまだ床でストレッチするスペースがあり床に布団を敷いて友達を泊めて遊んだりしていました。(床にベットをもう一つ置くスペースがある)
つまりは部屋が広い分、家賃が高いと思うべきか??
■まとめ
今回は、アメリカの州別での家賃が高い地域をランキング形式でご紹介しました。
州別以前にアメリカの全国平均の家賃が高いことに既に驚いたわけですが。。もし、アメリカに引っ越しや留学を考えている方は家の相場がびっくりする程高いということを念頭に入れた上で計画を立てるようにしたほうがいいかもしれませんね。
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Source
*1:https://www.apartmentlist.com/rentonomics/rental-data/
*2:https://factfinder.census.gov/faces/tableservices/jsf/pages/productview.xhtml?src=bkmk
*3:https://www.pbn.jp/yachin/date/2019/04/
*4:https://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2008/nihon/2_4.html
*5:https://www.census.gov/const/C25Ann/sftotalmedavgsqft.pdf
*6:https://www.citylab.com/equity/2014/10/why-is-dc-so-expensive-because-of-congress/381431/
*7:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AF%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%B3D.C.
*8:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9C%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%B3#cite_note-8
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